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カラートップ8200CD社内試運転B縦倍判タワー型シャフトレスオフセット輪転機
カラートップ8200CD

「シャフトレスオフセット輪転機カラートップ7000CD」の同位機種として、新たに給紙装置の配置を地下方式から同床式にした、最高印刷速度17万部/時の「シャフトレスオフセット輪転機カラートップ8200CD」を開発しました。
1999年のJANPS展に、ユニットドライブによるシャフトレス方式の「B縦倍判タワー型オフセット輪転機カラートップ7000UD」を出展、最高17万部/時のスピードで印刷実演を行いました。この時の配列は、給紙装置と印刷ユニット間に直角全紙ターンバーを配置した同床式でしたが、今回は、JANPS展での経験を基に紙面品質、安定稼働、損紙などを考慮し、走行紙が印刷ユニットを出た後に直角全紙ターンバーを設置する方式を採用しました。カラートップ8200CDの場合、印刷ユニットの版装着側を従来の操作側に向け、同床の給紙装置と向い合わせた配列になっているため、従来の主軸連結方式では連結が複雑になってしまいます。しかし、コンピュータ制御により同期連結されるシャフトレス方式を採用することで、ギアやシャフトによる複雑な連結の必要がなくなり、建物に合わせた自由な輪転機配列やスペースの有効利用が可能になります。また、同床式にすることで、各部への監視作業も容易になり、作業動線が軽減され、効率的な作業環境にもつながります。
カラートップ8200CD レールフレーム部カラートップ8200CDは、カップルドライブ方式の両面4色刷印刷ユニット・3台、片面2色片面1色刷印刷ユニット・2台、600型折畳ユニット・1台、50インチ対応給紙ユニット・5台で構成され、高い見当精度と印刷品質を実現するシャフトレスオフセット輪転機です。

印刷ユニットは、高性能シリンダーベアリングの採用により、高速時の安定性を維持し、超高速でのシェルシリンダー、スーパーレジスターデバイスによる自動見当補正システムを確立しました。インキングシステムは、高速デジタルインキポンプを採用するなど、低速から高速まで安定した高い紙面品質を実現しました。
折畳ユニットには、インダイレクトキャッチキャリア(IDCC)を装備することで、薄ページから厚ページまで安定した排紙ピッチの高速デリバリーを可能にし、さらに70度フォーマー、ダブルワリス装置などの採用によって、テンションの安定化を図っています。レールフレーム部は同床式配列により紙経路が長くなるため、適正な位置にドラッグローラーが配置してあり、任意に引率の調整が可能です。
同床式の給紙ユニットは、AGV対応の固定式3腕給紙装置で、回転式丸ブラシ方式を採用しています。

カラートップ8200CDの主な特長は次の通りです。
印刷ユニット、折畳ユニットの主電動機には、超強力永久磁石を使用した高効率のエコドライブモーターを採用、シャフト、ギヤ、クラッチ、ベアリングの大幅な削減による伝動効率のアップや回生制動などから、約15%〜20%の電力消費量を節電します。また、フルカラー機の場合には、多色刷りをしない段の印刷ユニットは停止しておくことができます。
従来のようなオーバーロードクラッチやシャーキー方式ではなく、モーター自体に設定した過負荷トルク以上のトルクを早期に正確に検出して、モーター自体を直ちに停止させます。従って過負荷原因を取除けば、速やかに再スタートができます。また停電時には、エコドライブモーターの回転数に比例した誘起電圧を利用し、そのエネルギーをほかの電動機に供給して、コントロールしながら停止させます。この対策は現在、特許申請中です。さらに、版胴ごとにエコドライブモーターをマウントしてありますので、版の着脱、ブランケット交換は、カップル毎に複数の個所で作業出き、準備時間が短縮できます。
7μmの分解能を有するスーパードライブシステム(SDS)を、天地見当精度と折精度の制御に利用したことにより、卓越した色見当精度と折精度を実現しました。各部のドラッグローラーには単独モーターを配置し、引率の微細な調整も可能です。インフィードローラーは、ダンサーローラーの位置制御を行ない、増減速や、急ストップなどに係わらず最適なテンションコントロールを行ないます。
スタートから17万部/時までの昇速時間を90秒とし、急ストップ時間を17秒としました。これにより、40ページフルカラー印刷の再スタート時の損紙を120部以内にすることを可能にしました。また刷版交換時、および他のユニットの紙通し時には、紙を送る必要がありませんので、準備中の損紙も大幅に削減します。
駆動系機械部品を削減したことと、高性能長寿命な電気部品の採用により、メインテナンスの時間と費用が軽減できます。さらに電気部品のメンテナンスのために、電話回線を利用したリモートメインテナンスシステムを構築しました。このシステムを導入することで障害時の迅速な復旧、定期的な履歴チェックによる故障予知やパーツの更新計画、ファイル、データの定期的バックアップなど、大きな効果を発揮します。
油の潤滑個所が少ないため、油漏れの心配がありません。また、主軸ギヤの削減、モーターの発生熱量の減少、これに伴う冷却ファンの小型化などで、騒音、振動が低下します。
主軸連結が不要なため、建物に合わせた自由な輪転機配列や、スペースの有効利用、さらに増設工事などの工期短縮などが可能となります。

カラートップ8200CDは、2001年8月31日、当社玉川製造所において社内試運転が行われました。また、同機が納入される四国新聞社新制作センター殿は、受信、製版、紙庫、印刷、発送の各設備が全て、ワンフロアーに集中して配置されているので、オペレーション作業の全てが、同じフロアーでできる機能的なレイアウトになっています。
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