Product Information製品情報

製品情報

新聞・商業印刷機周辺機器事業

自動見当制御装置 (TRC-6000)

TRC-6000は、紙面に印刷されたマークを読み取り、画像処理システムにて検出した色ずれを自動で修正する装置です。
光源の長寿命化と安定性重視の新機構採用で、メンテナンス性にも優れています。

自動ファンアウト制御

印刷用紙が紙幅方向に伸びることをファンアウト現象と呼びます。このファンアウト現象による色ずれの修正はオペレータが印刷機で刷られた紙面を目視で確認後、タッチパネルから手動で操作し、再度目視確認を行うという作業を繰り返しています。自動ファンアウト制御機能は、この一連の作業を自動化したシステムです。

性能・特長

・印刷速度最高20万部/時まで対応
・固定式、手動移動式、電動移動式の多彩なカメラレイアウト
・どのような形状のレジスタマークにも対応
・LED光源で長寿命化を実現
・カメラボックスのメンテナンスが容易
・リアルタイムでマークの印刷状態の確認が可能

カットオフコントロールシステム (T-CUTTERⅡ)

T-CUTTERⅡは、新聞印刷現場においてオペレーターが手動で調整している、紙面の裁ち切り合わせを自動で行うシステムです。
印刷開始、増減速、ペスター後の紙面変動を検知して自動調整を行うことにより、裁ち切り合わせの時間が短縮され、損紙の低減を図ることが可能です。

性能・特長

・全アジャストローラーとターンバーを同時に自動制御することが可能です。
・天地左右位置の良紙判定機能によりオペレーターは裁ち切り位置の常時監視から解放。裁ち切り合わせの個人差がなくなり常に安定した紙面が確保します。
・T-CUTTERⅡは、紙面に印字されているマーク位置と輪転機全体の動きに合わせて制御を行っているため、刷り出しの早い段階から裁ち切り合わせが可能となり、損紙を削減します。
・センサーは、輪転機側の特別な改造の必要がなくアジャストローラー出口にセンサーが取り付けられる可能なサイズに小型化しており既設輪転機であっても容易に取り付け設置が可能です。
・T-NPCと連携することで印刷パターン情報を受信することが可能です。

紙面監視装置 (INSPECTOR-600)

印刷中に発生した不良紙を自動的に検知し、輪転機の排出装置に排出信号を送る装置です。
不良紙が的確に排出され、常に安定した紙面品質が維持されます。
非常に小さな画像変化でも捉えることができます。

INSPECTOR-600

・従来の紙面監視に比べ、これまで以上に安定した精度の紙面監視が可能となっております。
・インキのとび汚れ、地汚れ、インキ濃度変化など、紙面の異常をより的確に検出出来ます。

INSPECTOR-600L

INSPECTOR-600Lは、INSPECTOR-600の性能・機能をすべて搭載し、最大860mm以内のあらゆる紙幅の印刷に対応しています。

性能・特長

・カラー検出を強化
・今まで検出が不可能と言われていたイエローのインキ飛びや地汚れも的確に検出し、検出能力は業界でトップレベルに位置しております。
・容易なメンテナンス
・センサーヘッド本体は、驚異的な軽量化を実現しました。
・センサー表面の清掃を容易に行う事が出来ます。

Xシステム INS,TRC,TCT連携




紙面監視装置(INS)、自動見当制御装置(TRC)、カットオフコントロールシステム(TCT)が連携し、不良紙を検知・自動排出し、不良紙の流出を未然に防ぐシステムです。
元々の装置の機能はそのままに、従来紙面監視で行っていた不良紙の検出及び自動排出を、自動見当制御装置、カットオフコントロールシステムで行うことが可能になりました。

刷り出し時の紙面の状態を監視

印刷開始後、各装置は紙面の状態を監視し、紙面監視装置の操作画面に分かり易く表示してオペレーターにいち早くお知らせします。

特別な操作は不要

Xシステムに特別な操作は必要ない為、オペレーターは通常の作業に集中することができます。

装置別及び一括排紙停止可能

Xシステムには装置別またすべての機器の排紙動作を一括停止できる釦も設けております。

スプレーダンプニングシステム (TSDシリーズ)

オフセット印刷に不可⽋な湿し⽔をポンプで加圧し、スプレーノズルで霧状にしてローラーに噴射する装置です。
少容量タイプのスプレーノズルにより細かな⽔滴の粒⼦と均⼀な⽔膜を可能にしたことにより安定した印刷品質を実現しています。
スプレーダンプニングシステムTSDの制御機能については、こちらをご覧ください。

TSD-6000CP(NEW)

TSD-6000の主な特徴をそのまま受け継ぎ、細部の設計を見直すことにより、TSDシリーズの中で最軽量を実現しました。
筐体構造の見直しおよび、現在主流の4×1輪転機に合わせてカスタマイズした機能にする事により、コストパフォーマンスに優れた製品を実現しました。

TSD-6000

排水パンとスプレーユニットを一体化する事で全体的にコンパクトになっており、軽量化を実現しました。
さらに、ワンタッチノズル・外付けインラインフィルター・工具レスブラケットを採用し、作業環境が大幅に改善しました。
L胴・R胴どちらにも使用出来る形状のため、緊急時には、L胴からR胴、その逆でも使用する事が可能です。
オプションで湿し水を効率良くクロムローラーに付着させるWRウィングを設置する事が可能です。

TSD-2000シリーズ

TSD-2000S Vspec

・TSD-2000Sを更に進化させ、均⼀な⽔膜を提供する⾼頻度噴射が実現されています。

TSD-2000S

・TSD-2000を進化させ、ワンタッチノズルを採⽤し、ノズルの取付け、取外しが簡単に出来ます。
・軽量型排⽔パンを採⽤し、TSD-2000と⽐べ更なる軽量化が実現されています。

TSD-2000

・強靭で軽量な合⾦をスプレーユニットのボディに採⽤し、軽量化されています。
・噴射ノズルは、特殊形状により表⾯が汚れにくく、ノズル詰まりを軽減させています。

直圧加湿装置 THD TKS HUMIDIFIER DEVICE

オフセット輪転機の冷却部に取りつけ、ドライヤーで加熱され、⽔分を失った印刷⽤紙の表・裏⾯へ⽔分を補給することで印刷する前の原紙の紙質に近づけることを⽬的としたスプレー⽅式の加湿装置です。
紙の含⽔分率の低下によって起こるさまざまなトラブルを減少させ、また静電気を除去する効果もあります。

TSDノズルチェッカー TSD NOZZLE CHECKER

スプレーダンプニングシステムTSDシリーズのスプレーノズルのノズル詰まりや吐出分布不良がないか簡単に確認できる装置です。

ALD(湿し水補給装置) AUTO LIQUID DISPENSER

軟水とH液を混合した湿し水をポンプで加圧し、スプレーダンプニングシステムTSDシリーズへ供給する装置です。
湿し水を管理する各種測定器、バックアップポンプを搭載しており、安定した供給を行う事が可能です。

新聞製作制御システム (T-NPC)

T-NPCはプリプレスから受け取った情報を印刷パターンごとに登録して、輪転機の各部に最適な印刷準備データとしてプリセットすることにより、その日の各印刷パターンにしたがって輪転機を最適な状態で運転させることができるシステムです。
印刷準備作業の時間を大幅に短縮することができ、運転状況や異常などをリアルタイムにモニター表示することで、常に輪転機を安定した状態に保つことができます。
オペレーターが日々の印刷作業の中で会得した貴重な経験値をT-NPCに蓄積していくことにより、輪転機の機能がより生かされ、お客様独自のご要望に沿った最適なシステム構築が可能となります。

わかりやすい操作システム

コンソールにはタッチパネルディスプレイを使用することにより、オペレーターはタッチ操作にてプリセット作業およびデータの確認作業を行うことが出来ます。

保守性の高いシステム

耐環境・耐振動・耐防塵性能を持つ信頼性の高い機材を使用しているので、あらゆる状況下での長時間運用を可能にしています。

実績あるデータ管理システム

20年以上の経験によって構築されたデータ管理システムによって、最低限のデータ入力であらゆる印刷状況に対応します。

お客様の運用状況に柔軟に対応

経験あるスタッフが、お客様が希望される印刷運用システムに柔軟に対応したT-NPCを制作します。

モニタープルーフシステム (HVP)

モニタープルーフシステム Hi-Vision Proofは、従来、紙に出力していた色見本をモニターで出力することによりペーパーレスワークフローを実現することができるシステムです。
モニタープルーフ本来の色見本の表示機能はもちろん、本製品の特徴として弊社グループの他システムとの連動による、作業の簡略・効率化を図ることが可能です。

自動インキ・湿し水コントロールシステム (MU-AIC・DIP/TSD)

MU-AIC・DIP/TSDシステムは印刷する上で最適なインキ量及び湿し水量を制御するシステムです。

性能・特長

・制御対象はTKS製デジタルインキポンプ(DIP)とTKS製インキ壺(AIC)及びTKSスプレーダンプニング装置(TSD)の3種類です。
・本システムは、タッチパネルで操作を行い、多様な設定を可能にしました。
・集中制御により、接続されている全ての対象装置を遠隔操作する事が可能です。また、タッチパネルを複数台設置出来る為、複数人での調整が可能となっています。
・T-NPCを接続する事により、インキノッチ量や頁建等をプリセットする事が可能です。
・インキ量及び水量の調整方法は、ユニットモードと面モード2種類で調整可能となっています。
・DIPでは、速度補正カーブが使用可能となっている為、適正インキを自動で増減できます。
・TSDでは、自動増量機能を採用している為、適正な水量を自動で増減出来ます。

本システムは、旧操作パネルからの更新も可能となっています。